アル・パチーノ、ラッセル・クロウ主演、アメリカの映画である。
CBCの報道番組「60ミニッツ」のプロデューサー、ローウェル・バーグマンの自宅に、タバコ会社の内部資料が、匿名で送られてきた。
彼は、大手タバコ会社「ブラウン・アンド・ウィリアムソン」の元研究開発副社長ジェフリー・ワイガンドに接触した。
ジェフリーは、有毒な材料の使用停止を会社に進言したため、解雇されていた。
彼は解雇に際して、秘密保持の契約を会社と交わしていた。
今は、テキサスで妻と二人の娘と暮らしている。
それで彼は、ジャーナリストと会うことを警戒していた。
ジェフリーは、ニコチンの中毒性を把握しながら金儲け第一のタバコ産業に、反感を抱いていた。
ローウェルは誠実な人だった。
ジェフリーは、内情を話してもいいのではないかと考え始めた。
会社は、常にジェフリーを見張ったいた。
そして、彼と家族の脅迫を始めた。
この作品は、とても重厚な内容である。
大企業、さらに産業を相手に内部告発することの難しさ、組織や権力者の汚さがよく描かれている。
ローウェル役のアル・パチーノが、かっこいい。