captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

インサイダー

アル・パチーノラッセル・クロウ主演、アメリカの映画である。

 

CBCの報道番組「60ミニッツ」のプロデューサー、ローウェル・バーグマンの自宅に、タバコ会社の内部資料が、匿名で送られてきた。

 

彼は、大手タバコ会社「ブラウン・アンド・ウィリアムソン」の元研究開発副社長ジェフリー・ワイガンドに接触した。

 

ジェフリーは、有毒な材料の使用停止を会社に進言したため、解雇されていた。

 

彼は解雇に際して、秘密保持の契約を会社と交わしていた。

 

今は、テキサスで妻と二人の娘と暮らしている。

 

それで彼は、ジャーナリストと会うことを警戒していた。

 

ジェフリーは、ニコチンの中毒性を把握しながら金儲け第一のタバコ産業に、反感を抱いていた。

 

ローウェルは誠実な人だった。

 

ジェフリーは、内情を話してもいいのではないかと考え始めた。

 

会社は、常にジェフリーを見張ったいた。

 

そして、彼と家族の脅迫を始めた。

 

 

この作品は、とても重厚な内容である。

 

大企業、さらに産業を相手に内部告発することの難しさ、組織や権力者の汚さがよく描かれている。

 

ローウェル役のアル・パチーノが、かっこいい。

 

 

Fearless Gopher

カナダの映画である。

 

ボーイスカウトのギャブは、友達の女の子ジュリーをキャンプに連れて行きたかった。

 

ジュリーは右手を骨折して、ギプスをはめている。

 

だから彼女の父は、外出を許さないのだ。

 

ギャブは梯を持ち出して、ジュリーの家に向かった。

 

そんな彼を見ていた兄が、車で追いかけてきた。

 

そして、ジュリーを連れ出したら乗せていってやると約束した。

 

彼女の家に着いたギャブは、梯をかけて、2階の窓から忍び込んだ。

 

落ち込んでいたジュリーは、驚いたが、喜んで出かける支度をした。

 

玄関から出るために、2人は階段を降りた。

 

父に見つかった。

 

 

この作品は、6分間のショートムービーである。

 

短いが、ワクワクドキドキが詰め込まれていて、楽しめる。

ROCK PAPER SCISSERS

アメリカの映画である。

 

少年は、母親が運転する車の後部座席にいた。

 

赤信号。

 

隣の車の後部座席に、同じくらいの年頃の女の子が座っていた。

 

信号待ちの間、二人は窓越しにジャンケンを始めた。

 

少年は、彼女の連絡先が知りたかった。

 

少女が、指で番号を示してくれる。

 

覚えきれない少年は、母にペンをねだった。

 

いつ信号が青になるかわからない。

 

焦った彼は、助手席に身を乗り出して母のバッグをひっくり返し、ペンを見つけた。

 

今度は、紙が無い。

 

少年は、隣に置いてあったプレゼントの包装紙を破った。

 

これでメモできると思った矢先、二人の間にバイクが停まった。

 

 

ハラハラドキドキの短編映画である。

Bone to Cry ( Fanfare )

フランスの映画である。

 

感情をあらわにすることが禁止されている世界。

 

20歳のジュールは、3回、感情をあらわにしたために捕まった。

 

担当官は、彼に与えるべき罰をクジで二つ選んだ。

 

次に感情を出した時に、ブラスバンドかパントマイムが現れるというものだ。

 

どちらか一つ選べと言われ、ジュールはブラスバンドを選んだ。

 

ジュールが罰を受けたことは、知り合いの悪ガキどもにとって、格好のいたずらの種になった。

 

悪ガキは、バイト中のジュールにちょっかいを出した。

 

ジュールは、必死に感情を抑える。

 

突然、悪ガキは蛇のおもちゃを放り投げた。

 

ジュールはびっくりした。

 

その途端、ブラスバンドが現れて、派手に演奏を始めた。

 

悪ガキの嫌がらせは、その後も続いた。

 

ある日、ジュールはアイスクリーム屋でバイトしている女の子に恋をした。

 

そこにも、ブラスバンドが現れ、演奏を始めた。

 

 

この作品は、とてもシュールだ。

 

ブラスバンドの演奏は短いが、同じ曲が何度も繰り返されるので、耳に残る。

 

それにしても、悪戯で大笑いしている悪ガキどもには、罰は無いのだろうか。

座頭市果し状

勝新太郎主演、日本の時代劇映画である。

 

秩父を旅する座頭市は、とある小屋に雨宿りをした。

 

市は声をかけたが、返事は無い。

 

遠慮なく着物を脱いで乾かす市を、一人の女が見ていた。

 

雨が上がった翌日、市は道端に座り込んで握り飯を食べた。

 

ヤクザもの二人が市をからかい、斬りかかった。

 

市は、瞬時に二人を斬り捨てた。

 

山越えの途中、市が木の根元で休んでいると、蛇が落ちてきた。

 

市は、ヘビを一刀両断した。

 

それを見ていた浪人が、「見事だ」と言い残して去った。

 

市が街に着くと、男がヤクザの集団に暴行されて重傷を負っていた。

 

彼は、男を医者の順庵のところに運んでやった。

 

夜、市は按摩の仕事に呼ばれた。

 

相手はヤクザものたちで、一触即発の状態になったが、そこに昼間の浪人が入ってきて、市は解放された。

 

その後、飲み屋に入った市は順庵と仲良くなり、彼の家に泊めてもらうことになった。

 

順庵は、娘のお志津と二人暮らしだ。

 

この街は、大宮ノ松五郎が率いる松五郎一家が仕切っていた。

 

松五郎は、お上から十手を託されていて、やりたい放題だ。

 

 

この作品でも、座頭市は斬って、斬って、斬りまくる。

 

数えたことはないが、毎回、4、50人は斬っているのではなかろうか。

 

面白い。

 

 

 

白鯨との闘い

クリス・ヘムズワース主演、アメリカの映画である。

 

1850年2月、マサチューセッツ州ナンタケット。

 

作家のハーマン・メルヴィルは、トーマス・ニッカーソン老人を訪ねた。

 

トーマスは、昔、太平洋で遭難した捕鯨船エセックス号」の最後の生き残りだ。

 

取材に来たハーマンに対し、トーマスは「船は座礁した」としか答えない。

 

トーマスは頑なに拒んでいたが、妻の説得により、話すことを承諾した。

 

1819年。

 

一等航海士オーウェンチェイスは、身重の妻を残してエセックス号に乗る。

 

数多くの実績を残してきた彼は、船長になるはずだった。

 

しかし、船長に選ばれたのは、島で代々続く捕鯨一家の御曹司ジョージ・ポラードだった。

 

彼には捕鯨の経験はなかった。

 

金が必要だったオーウェンは、報酬を上乗せさせて引き受けた。

 

トーマスも、捕鯨船に乗るのは初めてだった。

 

オーウェンとジョージは、互いにぶつかり合い、険悪な雰囲気だった。

 

嵐が近づくのが見えた。

 

オーウェンは進路変更を申し出たが、甘く見ていたジョージは、船を嵐に突っ込ませた。

 

船は、オーウェンの機転により沈没を免れた。

 

3ヶ月後、ようやく一頭の捕鯨に成功して、50樽分の鯨油を手に入れた。

 

周囲の鯨は捕り尽くされており、その後は一頭も見つからない。

 

エセックス号は、補給のためにエクアドルに寄港した。

 

彼らはそこで、「悪魔」と呼ばれる巨大な鯨の話を聞いた。 

 

 

この作品は、極限状態に置かれた船員たちの、過酷な日々が描かれている。

 

回想シーンが、途中で途切れないのがいい。

21グラム

ショーン・ペン主演、アメリカの映画である。

 

大学教授のポール・リヴァースは、心臓病を患い、余命1ヶ月の宣告を受けた。

 

心臓移植以外に助かる道はなかった。

 

彼は、妻のメアリーと二人で暮らしている。

 

メアリーは、人工授精をしてでもポールの子供を欲しがった。

 

前科者のジャック・ジョーダンは出所後、改心して信仰に目覚めた。

 

彼には妻マリアンヌと、二人の子供がいる。

 

彼は家族のために真面目に働き、酒もタバコもやめた。

 

そして、日々、祈りを捧げている。

 

ただ、見た目は変わらず、凶悪な印象は消えなかった。

 

ある日ジャックは、仕事帰りに車で、男性と幼い女の子二人を撥ねてしまった。

 

気が動転した彼は、そのまま逃げ帰った。

 

そして、妻に話した。

 

専業主婦のクリスティーナ・ベックは、夫マイケルと二人の娘とともに幸せに暮らしていた。

 

彼女は、電話で夫と娘が交通事故にあったと知らされた。

 

病院に駆けつけると、二人の娘は既に死亡していてが、夫の心臓は動いていた。

 

夫に助かる見込みはなく、病院側は彼女に臓器提供書類のサインを迫った。

 

病院に呼び出されたポールは、心臓移植の手術を受けた。

 

手術は成功した。

 

彼はドナーのことを知りたかったが、病院には守秘義務があった。

 

そこで、探偵を使って調べさせた。

 

ジャックは自首し、収監された。

 

 

この作品は、観終わった後、やるせなさが残る重苦しい作品だ。

 

クリスティーン役は、ナオミ・ワッツ、ジャック役は、ベニチオ・デル・トロ

 

演技派揃いで、見応えと満足感のある映画だ。

 

ちなみに、死んだ時に体から抜ける魂の重さが、21グラムだと言われている。