captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ペンギン・ハイウェイ

日本のアニメーション映画である。

 

とある住宅街。

 

小学四年生のアオヤマ君は、好奇心旺盛で、いろいろなことを研究している。

 

彼のお気に入りは、歯科医院に勤めている胸の大きなお姉さんだ。

 

彼は、週に一回、お姉さんにチェスを習っている。

 

彼は、お姉さんの胸についても研究して、ノートにまとめている。

 

ある朝、住宅街に大量のペンギンが出現した。

 

アオヤマ君は、ペンギンが群れをなして移動する「ペンギン・ハイウェイ」について、研究することにした。

 

彼が友達のウチダ君と、学校裏の水路をたどっていくと、数羽のペンギンがいた。

 

二人で追いかけたが、見失ってしまった。

 

そこに、ガキ大将スズキ君とその子分が現れて、アオヤマ君は自動販売機に縛り付けられてしまった。

 

お姉さんが、たまたま、そこに居合わせて彼を助け出してくれた。

 

その時、お姉さんが投げた空き缶が、空中でペンギンに変わった。

 

アオヤマ君は、この謎を解くことにした。

 

後日、彼はお姉さんに、いろいろなものを投げてもらったが、どれもペンギンにはならなかった。

 

お姉さんは、ペンギンが出るのは、その日の気分次第だと言う。

 

その頃、もう一人の優等生ハマモトさんは、秘密の場所に出現した球体「海」について研究していた。

 

深読みしないで、さらりと流す作品である。

 

 

 

 

わらの女

イギリス、アメリカ合作の映画である。

 

大富豪のチャールズ・リッチモンドは、年老いて車椅子生活をしている。

 

訪問看護師のマリア・マルチェロは、とても善く尽くしてくれるが、プライドが高いチャールズは、傲慢な態度をとっていた。

 

彼の秘書アンソニーリッチモンドは、甥であり、義理の息子である。

 

チャールズは、遺言を書いている。

 

それによると、アンソニーに2万ポンドを遺し、残りは慈善事業に寄付することになっていた。

 

唯一の相続人であるアンソニーは、納得できない。

 

そこで彼は、マリアをチャールズと結婚させて、遺言状を書き換えさせることを考えた。

 

献身的なマリアに、チャールズは心を開いてきた。

 

二人の仲が、深まっていく。

 

やがて、二人は結婚した。

 

遺言状も書き直され、3人は登記のために、船でロンドンへ向かった。

 

ところが船内で、チャールズが亡くなった。

 

この作品は、後味が悪い。

 

アンソニー役は、ショーン・コネリーが演じている。

 

007のイメージを払拭するために、あえて悪役を演じた。

きみの声をとどけたい

日本のアニメーション映画である。

 

海辺の街、日ノ坂町。

 

夏の日。

 

主人公・なぎさが通う日ノ坂高校のグラウンドでは、女子ラクロス部の練習試合があった。

 

相手は、私立鶴ヶ丘女子学園。

 

県大会に出る強豪だ。

 

日ノ坂高校は、負けた。

 

2年生で、次期部長になるかえでは、悔しさを滲ませた。

 

他の部員が、強くなろうと思っていないからだ。

 

なぎさ、かえで、雫、夕は、幼馴染だ。

 

幼い頃は中が良かったが、いつしか、かえでは優等生の夕に対してライバル心を持つようになった。

 

夕は、鶴ヶ丘女子学園ラクロス部の、次期キャプテンになる予定だ。

 

今日も夕に勝てなかったかえでは、夕の悪口を言う。

 

なぎさは、それを聞くのが嫌だった。

 

なぎさは、幼い頃、おばあちゃんから「コトダマ」の話を聞いた。

 

願い事は声に出すと叶う、悪いことを言うと自分に返ってくる。

 

なぎさは、コトダマがシャボン玉のように飛んでいくのが見えたのだった。

 

帰り道、なぎさは用があると言って二人と別れ、一人、お寺に行き、鐘を突いた。

 

ストレスを発散して、ふと見ると蛙がいる。

 

「雨になるといいね」と言うと、急に降り出した。

 

慌てて駆け出したなぎさは、誰もいない古い喫茶店に雨宿りした。

 

「アクアマリン」という店で、たくさんのレコードあり、放送機材もあった。

 

なぎさは、面白半分に機材のスイッチを入れてしゃべった。

 

そして、メアドを告げて放送を終了した。

 

翌朝、父にアクアマリンのことを聞くと、以前、ミニFMの放送局があったと言う。

 

なぎさの元に、元アクアマリンのDJの娘だという人からメールが来た。

 

相手は、とても腹を立てている。

 

この作品は、とても美しく、感動的だ。

 

舞台は、湘南をモデルにした架空の街であ。

 

山と海に囲まれ、都会過ぎず田舎過ぎず、青春を描くのには最適の街だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AIKI

加藤晴彦主演、日本の映画である。

 

芦原太一は、ボクシング新人王決定戦で勝利した。

 

喜びも束の間、帰宅途中バイク事故に遭い、脊椎を損傷してしまう。

 

その結果、下半身付随となり、車椅子生活を余儀なくされた。

 

自暴自棄になった彼は、一緒にバイクに乗っていて怪我をした恋人チカに、別れを告げた。

 

きつい口調で。

 

彼には、ボクシングしかなかった。

 

それを奪われた彼は、不貞腐れ、タバコを吸い、酒も飲む。

 

加害者の車の保険が切れていて、十分な補償が得られないことも、痛手だった。

 

退院してからも彼は、友人との縁を切り、荒んだ生活を続けいた。

 

ある日、チンピラに絡まれた女性を助けようとした彼は、返り討ちにあった。

 

そこをテキ屋の権水松太郎に助けられた。

 

親切な松太郎や、その知人サマ子との出会いで、太一は、少しずつまともになっていく。

 

神社の境内で奉納される古武術大東流合気柔術の演舞を見た太一は、一瞬で魅了された。

 

そして、入門した。

 

この作品は、全ての表現がリアルだ。

 

物語の流れは、よくあるパターンで、登場人物もステレオタイプだが、返って安心して観られる。

 

太一と同室の患者・常滑清を演じている火野正平が、いい。

 

 

夏目友人帳 うつせみに結ぶ

日本のアニメーション映画である。

 

高校生の夏目貴志は、幼い頃から妖 ( あやかし ) すなわち妖怪が見えた。

 

彼は両親を早くに亡くし、親戚をたらい回しにされて育った。

 

それで、何度も転校した。

 

その後、ある年の法事で出会った、藤原滋・塔子夫妻に引き取られた。

 

子供のいない二人は、彼を実の子のように大切にしている。

 

ある日、下校の途中、貴志は黒い影につけられているのを感じた。

 

それをまこうとしたが、蜘蛛のような妖怪に捕まり、押さえつけられてしまった。

 

彼を助けたのが、ニャンコ先生と、先程の黒い影だった。

 

ニャンコ先生は、かつて貴志が封印を解いた大妖怪「斑 ( まだら ) 」である。

 

普段は太った猫の形態をとっていて、貴志を守っている。

 

黒い影は、「もんもんぼう」という妖怪で、貴志の祖母レイコに奪われた名前を返して欲しくて、五丁町からやってきたという。

 

既に他界しているレイコは霊能力があって、若い頃、妖怪に勝負を挑んでは打ち負かし、紙に名前を書かせた。

 

その紙を閉じたのが「友人帳」だ。

 

名前を書くというのは、決して逆らえないという契約だ。

 

レイコと同じ霊力を持つ貴志は、儀式を行って、もんもんぼうに名前を返した。

 

その際、レイコが名前を手に入れたときの経緯が、浮かんできた。

 

レイコがもんもんぼうを追いかけているとき、一人の少女が鈴を落とした。

 

それを拾ったレイコが手渡そうとすると、その子は怖がって逃げてしまった。

 

レイコは、このように他人に避けられる体験を、何度もしていた。

 

翌日、貴志は塔子にお使いを頼まれて、五丁町に来た。

 

そこで偶然、かつてレイコが鈴を拾ってあげた少女、今は初老の津村容莉枝に出会った。

 

貴志には、レイコの面影があったのだ。

 

容莉枝は、貴志を家に迎えた。

 

彼女は切り絵作家をしている。

 

そして彼女は、息子の椋雄と暮らしている。

 

帰り道、貴志は火の見櫓の上にいる妖怪を目にした。

 

この作品は、テレビシリーズの劇場版である。

 

そちらを観ていなくても、理解できて楽しめる。

 

ほのぼのとした作品で、観終わったあと、良い気分が続く。

 

絵が美しい。

 

吹き替えは、全て、プロの声優だ。

 

 

西部の男

ゲイリー・クーパー主演、アメリカの西部劇である。

 

南北戦争が終わったテキサス。

 

開拓に入った農民たちと、牛飼いたちが対立していた。

 

この町では、酒場を営んでいるロイ・ビーンが判事になって、争いを捌いていた。

 

彼は、牛飼いたちの後ろ盾であり、裁判を開いては、農民たちに不利な判決ばかり下していた。

 

ある日、牛飼いが、農民たちが張った有刺鉄線を破ったことから、撃ち合いになった。

 

農民の青年が撃った弾が牛に当たってしまい、青年は逮捕され、縛り首になった。

 

そこに、流れ者コール・ハーデンが、馬泥棒の罪で捕らえられ、酒場に連れてこられた。

 

コールは、馬は買ったものだと主張するが、ビーンは信じない。

 

そこに、連れ去られた青年を探して、農民の娘ジェーン=エレンが入ってきた。

 

ジェーンは、色々訴えるが、ビーンは相手にしない。

 

そしてコールの裁判は、陪審にかけられた。

 

陪審員が退場したあと、コールとビーンは、壁に貼ってある写真の女優リリー・ラングトリーの話を始めた。

 

コールは、リリーの髪を持っていると、話をでっち上げた。

 

そうこうしているうちに、コールに馬を売った男が現れ、ビーンが射殺した。

 

コールとビーンは、きつい酒を飲み始めた。

 

この作品は、とても退屈だ。

 

終盤まで、殆ど盛り上がりがない。

 

ゲイリー・クーパーは、かっこいい。

 

それだけだ。

青いパパイヤの香り

ベトナム、フランス合作の映画である。

 

1951年、サイゴン

 

3年前に父を亡くした少女ムイは、母や妹たちを置いて奉公に出た。

 

散々迷った挙句、夜更けに奉公先に着いたムイは、「母親」と奉公人ティーに迎え入れられた。

 

ムイは、幼くして亡くなった娘トーに似ている。

 

母親は、「父親」に報告に行くが、彼はあまり興味を示さなかった。

 

翌朝、目覚めたムイは、庭に立っているパパイヤの木を眺めた。

 

ムイは、朝食の準備を手伝った。

 

そして、祭壇に少女の写真が飾られているのを見た。

 

ある日、長男チュンの友人クェンが遊びに来た。

 

ムイは、クェンが好きになった。

 

まだ幼い三男ティンは、何かとムイに嫌がらせをする。

 

ある日の夜、ムイは奉公人ティーから、トーが亡くなった経緯を聞いた。

 

トーは、遊び人の父親が家出している間に病気になり、父親が戻ってきた翌日に亡くなったのだった。

 

それ以来、父親は家出するのをやめていた。

 

しかし、その夜、父親は宝石を持ち出して、家出した。

 

物語は淡々と続く。

 

健気な子供が主人公の映画は成功しやすいが、これにも当てはまる。

 

スリルもサスペンスもないけれど、引き込まれてしまう。

 

映像は、とても美しい。