ジョージ・クルーニー主演、アメリカの映画である。
人事コンサルタント会社に勤めるライアン・ヒンガムは、社員にリストラを宣告できない会社に代わって解雇通告をする仕事をしている。
依頼する会社は多く、彼は年中、全米各地を飛び回っている。
おかげで、マイルもずいぶん貯まってきた。
また彼は、「バックパックの中身は ? 」という題で講演もしていて、人生の重荷を捨てろと語っている。
ラスベガス。
ホテルのラウンジで、アレックス・ゴーランという女性と知り合った。
彼女も全国を飛び回る仕事をしていて、互いに気が合った。
そして、一夜を共にした。
翌朝、ライアンの姉から電話があり、妹夫婦のパネルを持って出張先で写真を撮って欲しいと言われた。
彼が帰宅すると、宅配便でそのパネルが届いていた。
彼は、久しぶりに、本社に出社した。
野心的な新人ナタリー・キーナーが、解雇通告の新しい方法について、プレゼンテーションした。
彼女は、資料を送った後オンラインで解雇通告をすれば、出張経費が節約できると主張した。
ライアンは、解雇通告は、そう簡単にできるものでは無いと反論し、ナタリーに模擬通告をさせてみた。
そして、上司の命令で、ライアンは次の仕事にナタリーを連れて行くことになった。
次は、大手自動車会社だ。
現場に出たナタリーは、仕事の難しさを実感した。
さらに、オンライン化を提案していた彼女が、メール1本でボーイフレンドに振られてしまい、大きなショックを受けた。
ライアンは、アレックスも来ていたので、ナタリーを励ますために3人で酒を飲み、パーティーに忍び込んで楽しんだ。
この作品は、重い。
10年ほど前の作品だが、何でもオンラインで済ませばいいじゃないかという、昨今の風潮に対して、警鐘を鳴らしている様に感じた。