ハリウッドの脚本家ベンは、酒浸りで妻子に逃げられた上、アルコール中毒を理由に所属していた映画会社を解雇された。
ベンは、思い出の品を焼き捨て、退職金を手に、ラスベガスへ向かった。
そこで、死ぬまで酒を飲み続けるつもりだ。
ベンは、モーテルに滞在する。
夜、車を走らせているとき、赤信号に気づかず、女性を撥ねそうになった。
翌日、偶然彼女を見つけた。
彼女は、娼婦だ。
500ドルで、彼女はベンの泊まっているモーテルについてきた。
彼女の名前は、サラ。
ベンはセックスが目的ではなく、ただ、話し相手が欲しかった。
サラも、愛に飢えていた。
サラは、稼ぎをユーリという男に渡していた。
ある日、命を狙われているユーリは、サラと縁を切り、彼女を追い出した。
自由になったサラは、ベンと暮らし始めた。
サラは娼婦を続け、ベンは、相変わらず一日中、酒を飲んでいる。
ほぼ、ベンとサラの物語だ。
仕事を無くしたアル中と、孤独な娼婦。
救い難い二人が、切ない。
アル中を演じるニコラス・ケイジが、いい。