アメリカの映画である。
アレックスは、舞台で演目を紹介した。
「私はCODA」
回想。
アレックスは、両親が聾唖者だ。
自分は健常者だが、両親とは手話でしか話せない。
それで幼い頃は、友達と声を出して話すのが苦手だった。
成長したアレックスは、ダンサーになった。
彼女は、このところ、伸び悩んでいた。
レッスンの帰り道、聾唖者が集まるバーに入った。
ドラムを叩く素敵な青年の姿に惹かれたのだ。
彼女がカウンターで、一人、飲み物を飲んでいると、ドラムを叩いていた青年が話しかけてきた。
彼は、健常者と聾唖者を見分けることができる。
それで彼は、アレックスが健常者だと判断し、手話に声を交えて話しかけてきた。
アレックスは、手話で応えた。
この作品は、アレックスの成長物語である。
短編映画だが、盛り沢山な内容だ。
CODAは、Children of Deaf Adultsの略で、「聾唖者を親に持つ健常者の子供」くらいの意味である。
この作品は、「コーダ あいのうた」よりも先に作られた。