オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック主演、アメリカの映画である。
某小国のアン王女は、ヨーロッパを親善旅行中だ。
過密なスケジュールで自由はない。
ローマに来た時、ついに感情が爆発した。
主治医は、彼女に鎮静剤を打った。
アンは、侍従たちの監視の隙をついて、こっそり街に出た。
街を歩いているうちに、先程の鎮静剤が効いてきて、ベンチで眠り込んでしまった。
そこに、アメリカン・ニュース社の記者ジョー・ブラッドレーが通りかかった。
彼は彼女を起こしたが、意識が朦朧としていて、まともに答えられない。
仕方なく彼は、彼女を家に連れて帰った。
翌日、出社したジョーは、彼女がアン王女であることを知った。
これは特ダネになると考えたジョーは、親友のカメラマン、アーヴィング・ラドビッチを呼び出した。
アンは、街に出て自由を満喫した。
買い物をし、床屋で長い髪をバッサリ切り、タバコも吸ってみた。
ジョーは、職業を偽って案内役を買って出た。
アンも、寄宿学校から逃げてきたと嘘を言って、ジョーの誘いに乗った。
アーヴィングは、小型カメラで、こっそり彼女を撮影した。
大使館では、大騒ぎになっていた。
この作品は恋愛映画の名作として有名ではあるが、古い映画なので観たことのある若い人は少ないだろう。
観ないで一生を終わるのは、もったいない。