アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカの映画である。
テニスプレイヤーのガイ・ヘインズは、ワシントンから故郷の街メトカフに向かう列車の中で、男に話しかけられた。
ブルーノ・アントニーと名乗る男は、ガイのプライベートなことも知っていた。
妻ミリアムとは離婚の係争中で、話し合いのために帰る途中だ。
ブルーノはガイに、自分の父とミリアムに対する交換殺人を持ちかけた。
ガイは、そんな話を一蹴して下車したが、アンから贈られたイニシャル入りのライターを置き忘れてしまった。
ガイは、ミリアムに会いに行った。
離婚を望んでいたミリアムは、ガイがテニスで有名になったことで、離婚することを拒否した。
しかも、彼女は別の男の子供を孕っていた。
さらに、ワシントンについていくと言い出す始末だった。
アンに電話したガイは、思わず殺意を漏らした。
夜。
ミリアムは男二人と遊園地に出かけた。
ブルーノは、三人の後をつけた。
そしてミリアムが一人になった時、ブルーノは彼女の首を絞めて殺害した。
ブルーノは、その足でワシントンの自宅にいるガイに会いに行った。
そしてミリアム殺しを告白し、父を殺すように要請したが、ガイが拒否して、ブルーノは帰っていった。
事件が発覚して警察に事情聴取されたガイは、アリバイとして列車の中で会話した大学教授のことを話した。
しかし、署に呼ばれてきた教授は、当時、泥酔していて、列車内の記憶がも全くなかった。
ガイは、刑事たちに監視されるようになった。
ブルーノは、ガイに付き纏って、早く実行するよう催促した。
ガイに実行する意思がないことを知ったブルーノは、ガイのライターを犯行現場に置いてくることにした。
この作品は、なんと言っても、ブルーノがとても不気味だ。
終盤の盛り上がりも、いい。