フランス、イタリア、スペイン合作の西部劇である。
主演は、三船俊郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロンだ。
1870年。
日米修好を目的として、坂口備前守率いる使節団が、西部から列車で首都ワシントンに向かっていた。
そこに列車強盗が現われた。
リーダーのゴーシュは金貨を強奪しただけでなく、天皇から大統領に贈られる宝刀まで奪った。
さらにゴーシュは、仲間のリンクを列車に置き去りにして、宝を独り占めにして逃げていった。
坂口は、護衛役の黒田重兵衛に、宝刀の奪還を命じた。
期限は、7日。
奪還できなかったら腹を切れ、と七つの結び目を付けた脇差しを渡した。
重兵衛は、リンクを伴ってゴーシュを追う。
重兵衛は、見付け次第ゴーシュを斬るつもりでいる。
金貨が欲しいリンクは、隠し場所を吐くまで待ってくれと頼むが、重兵衛は、意に介さない。
重兵衛は無口だが、英語は堪能だった。
無口で頑固一徹の重兵衛 ( 三船俊郎 ) と、陽気で口が軽いリンク ( チャールズ・ブロンソン ) のやり取りが、面白い。