日本のアニメーション映画である。
看護学校に通う三橋晴子は、老人介護のボランティアをしている。
彼女が世話をしているのは、都営荒川線沿線の木造アパートに住む、高沢喜十郎という寝たきりの老人だ。
彼は、妻のハルを亡くしてから一人暮らしをしている。
ある日、厚生省の役人寺田卓が来て、喜十郎が新事業のモニターに選ばれたといい、彼を連れ去った。
厚生省は、喜十郎に使用している介護ロボット「Z-001号」の発表会を開いた。
会場に駆けつけた晴子は、ロボットに介護される喜十郎を見た。
ロボットは食事から下の世話まで全て完璧にこなすが、晴子には喜十郎が幸せそうには見えなかった。
学校に戻ると、パソコンに助けを求めるメッセージが現れた。
晴子は喜十郎からだと直感し、友達と共に彼を助けに行った。
晴子らは、寺田に見つかってしまった。
寺田は、喜十郎は細胞レベルでZと繋がっていると話した。
この作品は、シナリオが良く、コミカルな中にも熱くさせる人情味が溢れている。
物語がテンポよく進み、飽きさせない。
最近のAIの進歩を見ていると、近未来、似たようなロボットが実現するかもしれない。