西部開拓時代の末期、1890年、テキサス。
ペコス川西岸地域は、無法地帯だった。
ある日、一人の流れ者が酒場にやってきた。
彼は悪党に襲われて、身ぐるみを剥がされた。
薄れゆく意識の中、彼は復讐を誓った。
意識が戻った時、メキシコ人の少女マリーが彼の顔を覗き込んでいた。
彼は少女から拳銃を借りて、酒場にとって返し、彼を襲った奴らを全員、射殺した。
彼は、判事のロイ・ビーンと名乗り、街に住み着いた。
彼が改造した酒場は、法廷を兼ねた。
壁には、お気に入りの女優リリー・ラングリーのポスターを貼った。
さらに、5人の助手を雇い、事業家としても成功していった。
彼は、罪を犯した者を悉く絞首刑に処し、「殺し屋判事」と呼ばれるようになった。
ロイは、マリーと荒野を散策する時だけ、心が和んだ。
彼は、通りすがりの山男から、大きな熊をもらった。
彼に懐いた熊は、彼の友人になり、ボディガードになった。
この作品は、実在したロイ・ビーンの生涯を描いている。
ポール・ニューマンと熊の掛け合いが、面白い。