イギリスの映画である。
ロンドン。
茶トラの猫「ボブ」との生活を綴った物語「ボブという名のストリート・キャット」がヒットして、ジェームズ・ボーエンはベストセラー作家となった。
ジェームズとボブは、出版社のクリスマスパーティーに招かれた。
出席者みんなに歓迎されたものの、彼にとってこういう場所は居心地が悪い。
編集長がスピーチで、来年の8月には新作を発表する予定だと言ったのだが、彼は全くアイデアがなかった。
いたたまれなくなって部屋を出ると、児童文学者のジャクリーン・ウイルソンが話しかけてきた。
ジェームズは、彼女に励まされた。
帰り道。
青年が、警官3人に倒されて、押さえ込まれていた。
青年は、許可証を持たずに路上で演奏していて、逮捕されたのだった。
ジェームズは、そこの場所は許可証を必要ないことを警官に告げて、青年を解放してやった。
彼は青年に、シェルターに行けば食事がもらえることを教えてやった。
しかし、シェルターで酷い目に遭った経験のある青年は、ジェームズの言うことを聞かない。
ジェームズは彼に、ある年のクリスマスの話を始めた。
当時、ストリートミュージシャンのジェームズは、雑誌の販売も始めて、ようやくホームレスから脱出した。
ある日、慈善団体の職員で友達のビー・チャンが、ジェームズの部屋にクリスマスツリーを飾ってくれた。
さらにビーは、無料でボブの健康診断が受けられるところを紹介してくれた。
ジェームズは出かけるときはいつも、ボブに、一緒に行くかどうか尋ねる。
その日は寒かったのたが、ボブは外に出た。
そして、ジェームズの肩に乗って、街に出かけた。
この作品は、前作「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」の続編である。
前作と同じく、ほのぼのとした作品だ。
ここでも、ボブのハイタッチが観られる。