ハンフリー・ボガード主演、アメリカの映画である。
1920年代、メキシコ。
アメリカから流れたてきたフレッド・ダブズと、ボブ・カーティンが、メキシコの港町で出会った。
二人は、建築工事の仕事を得たが、暮らしは良くない。
ある日、彼らはハワードという名の老人から、金鉱の話を聞いた。
そして、有り金をはたいて道具を買い込み、3人でシエラ・マドレ山脈を目指した。
途中で山賊に襲われたりしながらも、なんとか目的に到着した3人は、すぐに金鉱を掘り当てた。
砂金は大量に採れたのだが、その量が増えるに従って、誰かが独り占めするのではないかと、3人とも疑心暗鬼になっていった。
カーティンが街に買い出しに出かけた時、ジェームズ・コーディーという男が彼をつけ回り、砂金のことを知った。
彼についてきたコーディーは、仲間をに入れてほしいという。
そこに、山賊が襲いかかってきて、銃撃戦になった。
そこへ連邦警察がやってきて、山賊を蹴散らしてくれたが、コーディーは銃弾を受けて死んだ。
その後、砂金が出なくなったので、3人は砂金を山分けして山を降り始めた。
しばらく行くと、彼らはインディアンから、溺れた少年の手当てをしてほしいと頼まれた。
ハワードが手当てをして、少年は助かった。
インデアンに歓迎されたハワードは、砂金を二人に預けて、しばらく部落にとどまることにした。
二人になったダブズとカーティンは対立し、ついに撃ち合いになる。
カーティンを倒したダブズは、砂金を独り占めして逃げた。
カーティンは、重傷を負ったものの、生きていた。
この作品では、ハンフリー・ボガードの役は、金に異常に執着した男だ。
カッコ悪い役なのだが、彼が演じると、とてもリアリティーがある。