ジェームズ・スチュアート主演、アメリカの映画である。
ある州の上院議員が、急死した。
その州では、知事が新聞社社長テイラーと組んで、土地を安く買い占め、政府のダムを誘致することを企んでいた。
知事は、傀儡となる議員を、早急に選ばなければならない。
そこで、ボーイスカウトの団長をしていて、子供に人気があるジェファーソン・スミスという青年に白羽の矢を立てた。
彼は、人はいいが、政治には無知であり、扱いやすい。
上院議員となったスミスは、首都ワシントンへ来た。
同じ州選出のペイン議員は、亡くなったスミスの父の親友であり、彼にいろいろアドバイスしてくれた。
無邪気な彼は、他の議員から馬鹿にされるばかりで、すっかりやる気を無くしてしまう。
しかし、ダム建設に賛成させるためのコマなので、辞めてもらっては困る。
テイラーの仲間でもあるペインは、彼をなだめて、法案を提出してはどうかと、アドバイスした。
スミスは、秘書に手伝ってもらいながら、子供達のキャンプ場を作る法案を提出した。
しかしその土地は、テイラー達がダムを誘致するところだった。
やや古いが、コメディタッチの愉快な作品だ。
ジェームズ・スチュアートの魅力が、よく活かされている。