アンジェリーナ・ジョリー主演、アメリカの映画である。
ロンドンの裕福な家に嫁いできたアメリカ人サラは、何不自由ない日々を過ごしていた。
彼女は、夫の父親のパーティーに参加した。
そこに突然、やせ細った少年を連れた青年が乱入して、演説を始めた。
その青年はニックという名の医師で、集まっている人たちに、エチオピアの惨状を訴えた。
翌日、彼が連れてきた少年が死んだと聞き、サラは大きな衝撃を受けた。
彼女は、自費で食料を買い込み、夫の反対を押し切ってニックたちの活動に合流した。
サラは、ニックに強く惹かれた。
ニックは、当初、彼女の行動を金持ちの道楽だと捉え、否定的だった。
しかし、ひたむきな彼女を見ている内に、惹かれていった。
ロンドンに戻ったサラは、国連高等弁務官事務所で、難民救済のために働き始めた。
サラの元に、ニックが誘拐されたとの知らせが入った。
サラは、ニックを救いに行く。
この作品は、エチオピア、カンボジア、チェチェンの悲惨さを訴えているというより、それをダシにした、アンジーのための作品か。
ドキュメンタリー風に見せていながら、単なる恋愛物語と言える。
後味は、とても悪い。