ジェームズ・スチュアート主演、アメリカの西部劇である。
1870年、アリゾナ。
軍を退役したトム・ジェフォーズは、伝言を受けてバーナル大佐の元へ向かっていた。
途中、怪我をしたアパッチの少年を見つけ、手当てをしてやった。
彼は撃たれていたのだ。
トムは少年の背中から、散弾を取り除いてやった。
少年は大人になる旅に出ていたのだが、怪我のために帰宅が遅れてしまっていた。
少年が感謝の印にと、身につけていた御守りをトムに渡したとき、アパッチが現れた。
少年は父に、彼に助けられたことを言い、トムも金探しの旅をしているだけだと告げた。
その時、白人の集団が通りかかり、トムは木に縛り付けられた。
白人の二人が射殺され、三人が残酷な殺され方をした。
トムは、釈放された。
ツーソンの街に着いたトムは、バーナル大佐を訪ねた。
大佐はトムに、軍に戻って偵察の任務に就いてほしいと言う。
250名の兵士で、アパッチを全滅させる作戦だ。
アパッチの人間性や誠実さに触れたトムは、申し出を断った。
その頃、アパッチのせいで駅馬車が途絶え、郵便でさえ送れなくなっていた。
トムは、アパッチと交渉することを考えた。
そして、街にいる先住民からアパッチの言葉を習い、彼らのものの考え方を学んだ。
会いにいくという狼煙をあげて、トムは一人、アパッチの酋長コチーズに会いに行った。
この作品は、白人 = 善、アパッチ = 悪という構図ではない。
アパッチの酋長は、平和を強く求めている。