ニューヨーク出身の下院議員デヴィッド・ノリスは、若くて行動力があり、その上お喋りが上手の人気者だ。
その彼が、上院議員に立候補した。
彼は、選挙期間中のパーティーで酔っ払い、下半身を露出して、それが記事になってしまった。
人気は急落し、彼は落選した。
向かいのビルから、帽子を被った紳士風の男たちが彼を見張っていて、「調整が必要だ」と言った。
彼は落選のスピーチを練習しに、トイレに入った。
そこに、若い女性が入っていた。
彼女は、結婚式の披露宴に潜入して、逃げているのだという。
会話が弾み、デヴィッドはスピーチについてのアドバイスを、彼女から得た。
それで、彼女のアドバイス通り謙虚なスピーチをして、また好感度が上がった。
数日後の朝、帽子を被った男ハリー・ミッチェルは、上司から「7時5分にコーヒーをこぼして、バスに乗り遅れさせる」との指令を受けた。
ところがハリーは、バス停で居眠りをしてしまい、その間にデヴィッドはバスに乗って行ってしまった。
デヴィッドは、バスの中で偶然、トイレで会った女性と再会した。
目覚めたハリーは、慌ててバスを追いかけるが追いつけない。
そこで能力を使って、デヴィッドが持っているコーヒーをこぼさせた。
それがきっかけで、デヴィッドと彼女は親密になった。
彼女の名前はエリース・セラス。
彼は、電話番号が書かれた名刺をもらった。
その時、ハリーの持っていた本が、書き変わった。
デヴィッドが出社すると、会社の様子がおかしかった。
みんなが、一時停止したようにじっとしていたのだ。
会議室に行くと帽子の男たちが、機械を使って社員に何かをしていた。
それを見て、デヴィッドは逃げ出した。
しかし、先を読まれている様に、彼はあっさり捕まって気絶させられた。
この作品は、SFファンタジーにラブロマンスを織り交ぜたものだ。
マット・デイモンの演技が光っている。