ロサンゼルス。
ジュディ・バーンリーは、離婚を機に、とある複合企業に就職することになった。
そして、副社長のフランクリン・ハート・ジュニアとの面接に向かった。
会社に行くと、ベテランOLヴァイオレット・ニューステッドが、フランクリンの非情な性格について、教えてくれた。
彼女が、新入社員のフランクリンを育てたので、彼のことはよく分かっていたのだ。
恩のあるヴァイオレットを、フランクリンは顎でこき使っていた。
フランクリンは、美人秘書のドラリー・ローズに夢中だった。
しかし彼女には、夫がいる。
それにもかかわらずフランクリンは、彼女をものにしようと躍起になっていている。
彼は、自ら彼女と浮気をしたと噂を流した。
頭にきたドラリーは、鬱憤晴らしに酒を飲みに行った。
店には、ジュディとヴァイオレットがいて、ボスに対する不平不満をぶちまけていた。
そこで意気投合した3人は、ドラリーの家に行った。
3人はマリファナを吸いながら盛り上がり、いかにしてボスを殺すかを言い合った。
射殺する、毒殺する、投げ縄で殺す・・・。
翌日、いつもの様にボスのコーヒーを淹れたヴァイオレットは、砂糖と間違えて猫いらずを入れてしまった。
フランクリンは、そのコーヒーを飲もうとして、飲む直前に椅子から落ちて頭を打った。
脳震盪を起こした彼は、救急車で病院へ運ばれた。
前の晩、コーヒーに毒を入れて殺すと言っていたヴァイオレットは、大慌てで病院へ。
そこで、死体を見つけた彼女は、始末するためにそれを運び出した。
ところがそれは、他人の死体だった。
テンポのいい、コメディである。