日本のアニメーション映画である。
街道沿いでバルを営むエルナンデスは、出来上った茄子の漬け物に満足している。
この日、バルにテレビが設置された。
主人公ぺぺは、ベルギーのビール会社がスポンサーをしているチームに所属する、ロードレーサーだ。
この日は、地元でのレースである。
彼は、エースのギルモアを優勝させるためのアシストだ。
スポンサーは彼の走りが気に入らず、このレースが終わったらクビにすると言っている。
解雇されて地元に戻るのが嫌なぺぺは、必死だ。
途中、ぺぺは監督の指示通りにアタックを仕掛けた。
それで、11人の先頭集団が形成された。
この日は、へベの兄アンヘルと、かつてぺぺの恋人だったカルメンの結婚式だった。
式の後、バルで披露宴が開かれた。
バルの前の道は、ロードレースのコースになっている。
ぺぺは、2度目のアタックを仕掛けた。
彼を有力選手と見ていない他の者たちは、誰も追随しない。
一人先頭を行くぺぺは、兄夫婦や友人達が応援する前を、不機嫌に通過した。
その後、バルで飼われている猫が道路に飛び出し、後続の選手が転倒するというアクシデントが起きた。
チームのエース、ギルモアも転倒でリタイアした。
もはやぺぺは、逃げ切るしかなかった。
短いドラマである。
ロードレースの駆け引きが分かって、面白い。
吹き替えが、ド素人を採用しているので、台詞が棒読みだ。
小学生の学芸会みたいだった。
俳優を使って客寄せするのは、監督に自信が無いからなのだろうが、作品の質は、確実に下がる。
勿体ない。