チャーリー・シムズは、全米屈指の名門校であるベアード高校に通っている。
彼は田舎出身の苦学生だが、周囲は裕福な家庭の子息ばかりだった。
彼は、感謝祭の休暇にアルバイトをすることにした。
それは、カレン・ロッシ夫人の依頼で、家族旅行の間、盲目の叔父の世話をすることだった。
気難しい叔父は、姪一家との旅行を拒否していた。
彼はフランク・スレードといい、元中佐の退役軍人である。
フランクは、初対面のチャーリーを口汚く罵った。
しかし、報酬が良く、またカレンが強く懇願するので、チャーリーは依頼を引き受けた。
休暇の前日、チャーリーと同級生のジョージは、友人が悪戯を仕組んでいるところを目撃した。
それで、トラクス校長が被害に遭った。
校長は、二人を尋問した。
ジョージは知らぬ存ぜぬで通した。
真面目なチャーリーに対して校長は、ハーバード大学の推薦をエサにして証言を迫った。
答えないチャーリーに対し、校長は週末まで待つと告げた。
休暇に入り、チャーリーはフランクを訪れた。
カレン一家が旅行に出かけると、フランクはニューヨークへ行く準備を始めた。
ニューヨークはフランクの思い出の街で、チャーリーは付き添うことになった。
飛行機はファーストクラスだったが、証言のことが頭をよぎるチャーリーは、気分かすぐれなかった。
そんなチャーリーを見てフランクは、「君の人生教育の始まりだ」と上機嫌である。
この作品は、表題のイメージと異なり、フランクとチャーリーの友情物語である。
盲目の元軍人を演じるアル・パチーノが、最高に素晴らしい。