クリント・イーストウッド監督、主演、アメリカの映画である。
1979年テキサス。
かつてロデオの大会で名を馳せたマイク・マイロは、落馬事故の後、冴えない日々を送ってきた。
今は、牧場で馬の調教をしている。
彼は、雇い主のハワード・ポルクから老ぼれ扱いされ、クビを言い渡された。
しばらくして、ハワードがマイクを訪ねてきた。
メキシコにいる彼の息子ラファエル ( 愛称ラフォ ) を、連れ戻して欲しいという。
6歳の時に別れたラフォは13歳で、ハワードの元妻レタのところにいるが、虐待されているらしい。
ハワードは警察とトラブルを抱えていて、メキシコには行けない。
彼に恩があるマイクは、渋々、請け負った。
レタは、メキシコシティーの豪邸に住んでいた。
マイクは彼女に会い、ラフォの居場所を聞いた。
彼女は、街でうろついているか闘鶏場にいるだろう、見つけたらつれて帰ってもいいと言った。
マイクよりも前に、すでに二人の男が遣わされてきたが、一人は警察に捕まり、一人はラフォを見つけられなかった。
ラフォは、自慢の鶏「マッチョ」とともに、闘鶏場にいた。
マイクはラフォに、父親の話をした。
カウボーイの話を聞いて、ラフォは父の元に行く気になった。
マイクは、ラフォの荷物を取りレタの豪邸に行った。
酒浸りのレタは、マイクをベッドに誘った。
追われるスリルと、飄々とした老人のほのぼのさが入り混じった、ロードムービーである。
監督、主演のクリント・イーストウッドは、撮影当時90歳。
凄い。