ブリジット・バルドー主演、フランス、イタリア合作の映画である。
フランス大統領の一人娘ブリジット・ローリエは、大統領秘書官ミッシェル・ルグランに恋していた。
ブリジットはブロンドの美少女で、父親は彼女を溺愛していた。
好色で女癖の悪いミッシェルは、女友達に不自由しておらず、ブリジットのような小娘を全く相手にしていない。
ある日、大統領主催の鴨狩が行われ、ブリジットは父の名前でミシェルを招待した。
大統領は、招待していないはずのミシェルが現れて、びっくりだ。
彼は、わざとミシェルを招待していなかったのだ。
ミシェルの情婦だったカロリーヌが、対抗する党の党首エルブレエと結婚したばかりで、二人が顔を合わせると都合が悪いと考えていたからだ。
案の定、大騒動になった。
夜。
ブリジットは、鴨狩が行われている森の別荘に行き、ミシェルの部屋に忍び込んだ。
そこで、同じく忍び込んできたカロリーヌと鉢合わせ、さらに、カロリーヌの浮気を疑ってつけてきたエルブレエが現れた。
スリップ一枚でミシェルのベッドに潜り込んだブリジットは、父に見つかってしまった。
スキャンダルを恐れた大統領は、ミシェルを説得して、娘と無理矢理結婚させた。
結婚後も、ミシェルの浮気癖は治らない。
ブリジットは腹いせに、訪仏しているシャルル大公と浮気してやると宣言した。
この作品は、ブリジット・バルドーのファンに向けたものである。
美しく可愛らしい彼女を、観ているだけで楽しめる人のための映画だ。