アメリカの映画である。
妻と2人暮らしのエドは不眠症で、仕事中に居眠りをしてしまう。
昼寝をしに家に帰ると、妻が浮気をしていた。
その夜も眠れず、彼は車を走らせる。
何気なく空港の駐車場に止めたところ、若い女性がいきなり乗り込んできて助けを求めた。
男が彼の車に飛び降りたのに驚き、彼は車を発進させた。
彼女の名前はダイアナ、イランからサファィアを密輸して、命を狙われていた。
逃走劇が始まる。
この作品は、緊迫感がない。
追う側の組織が間抜け揃いで、リアリティが全く無い。
捕まったり、脅されたり、死体を見たりしても、反応が鈍い。
これらは、コメディタッチの作品にしようと、意図しているのだろう。
その演出が裏目に出て、山が低く谷が浅いから、全体に間延びした感じだ。
ダイアナ役のミシェル・ファイファーは、当時、20代後半。
チャーミングだ。