クリント・イーストウッド監督、主演、アメリカの映画である。
スティーブ・エベレットは、かつてニューヨークで敏腕記者として活躍していた。
しかし、酒と女性問題で、今はカリフォルニアの地方紙に飛ばされている。
ある日の夜、後輩の女性記者ミッシェル・ジーグラーが事故死した。
彼女は、執行直前の死刑囚フランク・ルイス・ピーチャムに、インタビューする予定だった。
編集長のアラン・マンは、その仕事をスティーブに引き継がせた。
死刑は、翌日0時1分に執行される予定だ。
フランクには、強盗などの前科があったが、妻ポニーと出会って結婚してからは、敬虔なクリスチャンになった。
以後、真面目に働いていて、娘も授かっている。
6年前、フランクはコンビニで働いている大学生エイミー・ウイルソンを、口論の末に射殺した。
その時、エイミーは妊娠していた。
フランクは犯行を否認している。
事件の詳細を確認したスティーブは、違和感を感じた。
フランクは黒人であり、目撃者二人は白人だ。
凶器の銃は見つかっていない。
スティーブは犯行現場のコンビニを訪れ、店員に当時の物の配置を確かめた。
次に、会計士のデイル・ポーターハウスを訪ねた。
彼の証言に矛盾を感じ、スティーブはフランクは無実なのではないかと考え始めた。
16時、スティーブは刑務所に行きフランクにインタビューをした。
スティーブは、その内容から、フランクが無実であることを確信した。
この作品のように、時間が迫る作品は、ハラハラ・ドキドキ感が楽しい。