クリント・イーストウッド監督、主演、アメリカの映画である。
2005年。
園芸家のアール・ストーンは、デイリリーの品種改良をして、品評会に出展した。
アールが作ったデイリリー「マジェスティック」 が、最優秀賞を受賞する。
しかし、その日はアールの娘アイリスの結婚式だった。
12年後、仕事が上手くいかなくなったアールは、農場を手放した。
そして、古いトラックに荷物を載せて、孫娘ジニーを訪ねていった。
ジニーは近く結婚することになっていて、自宅には友人達が大勢集まっていた。
ジニーは、久しぶりに会ったアールを、歓迎する。
しかし、その直後にやってきたアイリスは冷たかった。
アールは、すごすごと退散する。
そこに、花婿付添人の友人だという青年が、話しかけてきた。
彼はアールに、荷物を運ぶ仕事を紹介した。
アールは、指定されたガレージに行った。
彼は、言われた通り、指定された場所に荷物を運び、その後も指示に従った。
彼が車に戻ると、ダッシュボードに高額の報酬があった。
すると男が来て、連絡先の番号を手渡した。
「やる気になったら、いつでも連絡しろ」 と。
アールは、この報酬で、ジニーの婚約パーティーを開いてやった。
その後、彼は競売に出されている自分の農園を訪れ、取り戻す決心をした。
そして再び、「荷物」 を運んだ。
その後、何度も運んだ。
この作品は、実話を元にしている。
クリント・イーストウッドは、見事に年相応の役を演じていてる。
老いぼれたイーストウッドの姿は、ダーティー・ハリーのファンには、耐え難いかもしれないが。