クリント・イーストウッド監督、制作、主演、アメリカの西部劇である。
19世紀末、カリフォルニア州、カーボン渓谷。
開拓民たちは、砂金を採取しながら暮らしていた。
強引な水力採掘で次々に鉱山を手にしているコイ・ラフッドは、今度は、このカーボン渓谷に目をつけた。
開拓民を追い出そうとラフッドは、手下を使って嫌がらせを続けていた。
勇敢な開拓者ハル・バレットが街に買い出しに出た時、ラフッドの手下4人に囲まれて暴行を受けた。
そこに一人の男が通りかかり、一味を撃退した。
ハルは、助けてくれたお礼にと、彼を自宅に連れて帰った。
そして、婚約者のサラ・ウイラーと、その娘メーガンを紹介した。
男が牧師の様な格好をしていたので、サラは安心して、彼を招き入れた。
メーガンは、神への祈りが通じたと思って、大いに感激した。
男は名乗らなかったので、みんなは彼を「牧師」と呼ぶことにした。
翌日牧師は、採掘の手伝いをした。
そこに、ラフッドの息子ジョシュが、大男のクラブを連れて仕返しに来た。
しかし、牧師は返り討ちにした。
これを見た村人たちは、勇気が出て一致団結した。
また、メーガンは牧師に恋心を抱く様になった。
牧師がハルたちと街へ出かけた時、ラフッドの事務所に呼び出された。
ラフッドは牧師に、開拓民が谷を出て行く様に説得してくれと頼んだ。
牧師は、一人当たり1000ドルを引き出した。
その上でラフッドは、開拓民が出ていかなければ悪徳保安官を差し向けると、脅した。
牧師には、その悪徳保安官が誰だか見当がついた。
牧師から話を聞いた開拓者たちは、徹底抗戦することを決めた。
クリント・イーストウッドが、とても魅力的な作品だ。
西部の大自然も、美しい。