ジャッキー・チェン主演、香港映画である。
香港の刑事クーンは、休暇を取ってニュー・ヨークの叔父を訪ねてきた。
叔父が、結婚するのだ。
叔父はスーパーマーケットを経営していたが、店をエレーナという女性に売ることにした。
叔父達が新婚旅行に行っている間、クーンは叔父の部屋に住み、エレーナを手伝うことになる。
叔父の部屋の隣には、車いすに乗った少年ダニーが住んでいた。
姉ナンシーと二人暮らしなのだが、ナンシーは暴走族とほっつき歩いていて、ダニーは孤独だった。
そんなダニーとクーンは、直ぐにうち解け、仲良くなる。
夜、ビルの前の道を暴走族が走り回る。
車に傷を付けられないように、クーンは暴走族を止めた。
パトカーのサイレンが聞こえてきたため、暴走族は逃げて争いにならなかった。
翌日、店に暴走族のメンバーが来て、クーンに撃退される。
そしてその夜、クーンは暴走族の罠にはまって大怪我をさせられた。
クーンは、何とか部屋に帰り着いたが、気を失う。
手当をしたのは、ナンシーだった。
やがてナンシーは、クーンの優しさに惹かれていく。
ここに、暴走族とギャングの抗争が絡んでくる。
ダニーやナンシーも巻き込まれる。
ジャッキー・チェンが40歳くらいの時に撮影された作品だ。
動きにキレがあり、演技にも円熟味が増している。
シリアスなストーリーの中に笑えるシーンがいくつも挟んであって、楽しめる作品だ。
ジャッキー・チェンの真骨頂が味わえる映画である。