captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

サクリファイス ( 1986 )

スウェーデン、イギリス、フランス合作の映画である。

 

スウェーデン南部、ゴドランド島。

 

元舞台俳優のアレクサンデルは、息子と二人で枯れた松の木を植えている。

 

アレクサンデルは息子に、枯れ木を甦らせた僧の伝説を話して聞かせた。

 

俳優を辞めた彼は、評論家、大学教授として、島で静かに暮らしていた。

 

息子は、喉の手術をしたばかりで声が出ない。

 

今日は、アレクサンデルの誕生日だ。

 

郵便局員のオットーが、祝電を持ってきた。

 

無神論者のアレクサンデルに、オットーは「ニーチェ永劫回帰」の話をした。

 

アレクサンデルには、それが面白く感じた。

 

医師のヴィクトルが、誕生日のプレゼントを持ってきた。

 

アレクサンドルは、しばらくそれに見惚れていたが、些細なことで妻と喧嘩を始めた。

 

妻のアデライデは、彼が俳優の名声を捨てたことが不満だった。

 

それて、夫婦仲は悪い。

 

娘のベルタ、召使いのマリア、小間使いのジュリアは、夫婦の関係には慣れていた。

 

マリアには、魔女だという噂があった。

 

息子の姿が、見えなくなった。

 

 

この作品は、キリスト教思想に基づいたものだが、ぶっ飛んだ部分もある。

 

重い。