役所広司主演、日本の映画である。
刑事の藪池五郎は、仕事続きで疲労が溜まっていて、結果が出せないでいた。
仮眠をとっている彼に、上司は休暇を取るように勧めたが、彼はそのまま勤務を続けた。
若者による人質籠城事件が発生した。
藪池は、人質に銃を突きつけている犯人を説得しようと、現場に入った。
犯人は彼に、「世界の法則を回復させよ」と書いたメモを手渡した。
藪池は、一旦銃を構えたが、降ろして退散した。
その時、犯人が人質を撃った。
犯人は、警官隊に射殺された。
不手際を上司に問い詰められた藪池は、両方の命を救いたかったと答えた。
藪池は、強制的に休暇を取らされた。
彼は、人里離れた山奥へ向かった。
山の中の停留所でバスを待ったが、いつまで経ってもバスは来ない。
日が暮れて寒くなってきたので、彼は山の中に捨てられてい廃車を見つけ、中で眠ることにした。
うとうとしていると、誰かが車に火をつけた。
逃げ出した藪池は、山の中で気を失った。
翌朝、彼は中曽根敏という男に助けられた。
中曽根は作業員を連れて、この森で木が次々に枯れている原因を調べていた。
市の環境保全課から、坪井達夫という男が派遣されて、同じく木枯れの原因を探っていた。
坪井は中曽根から作業員を借りられなかったので、藪池に声をかけた。
坪井は藪池を、周辺の木が枯れてポツンと一本だけ立っている木のところに案内した。
その木には、鉄パイプで組んだ囲いが設置されていた。
この作品は、とても退屈だ。
わかりにくい映画である。
こういうのが好きな人もいるのだろう。