ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ主演、アメリカの映画である。
ロサンゼルス。
サマンサの恋人ジェリーは、犯罪組織のチンピラだが、足を洗いたがっていた。
かつて彼は、マフィアのボスの車と交通事故を起こした。
それが切っ掛けで、ボスは刑務所に、ジェリーは組織の下っ端として働かされることになったのだ。
失敗続きのジェリーは、最後の仕事として、ボスが望んでいる拳銃を取りに、メキシコに行くことになった。
それで、サマンサと喧嘩別れになる。
メキシコに着いたジェリーは、ボスの孫が用意していた「メキシカン」 という伝説の拳銃を手に入れた。
ところが、祭りの馬鹿騒ぎでボスの孫が死に、拳銃は車ごと盗まれてしまう。
一方、ジェリーと別れたサマンサは、一人ラスベガスに向かっていた。
途中、トイレ休憩で、黒人男性に銃を突きつけられる。
そこに入ってきた別の男が、いきなり銃をぶっ放して、サマンサを連れて逃げ出した。
男はリロイと名乗り、ジェリーがメキシコに取りにいった拳銃と引き替えにすると言う。
サマンサは、人質になり、二人でラスベガスに向かった。
ひょんなことからリロイがゲイであることが分かり、二人の間に友情のようなものが芽ばえる。
ジェリーは、泥棒集団から拳銃を取り返したのだが、今度は、警官に取り上げられてしまった。
その警官は、拳銃を質屋に持ち込んだ。
そこに組織から、ジェリーの知っている男が派遣されてきた。
彼は、拳銃を手に入れてジェリーを殺すよう、命じられていた。
小さなどんでん返しがいくつもあって、愉快な作品だ。