シルヴェスター・スタローン、カート・ラッセル主演、アメリカの映画である。
ロサンゼルス郊外を、一台のトレーラーが暴走している。
スーツ姿がビシッと決まっている、ロサンゼルス市警西分署のレイモンド・タンゴ刑事が、トレーラの前に立ちはだかって銃を撃ち、これを止めた。
地元の警官に「ランボーか」と揶揄され、タンゴは「ランボーなんて、ひよっこさ」と答えた。
その横をリムジンが通り過ぎた。
中にいたのは、犯罪組織のボス、イブ・ペレだ。
彼は、タンゴと、もう一人の刑事キャッシュを憎んでいた。
中央署の刑事ガブリエル・キャッシュは、自宅でタンゴの記事を読んでいた。
そこに中国人の暗殺者が乱入して、格闘になった。
キャッシュは、逃げる中国人を追いかけて逮捕した。
タンゴもキャッシュも、自分がロサンゼルス市警一番の刑事だと、自称していた。
ただ、これまで二人は会ったことがない。
荒っぽいキャッシュは捕まえた中国人を拷問し、麻薬取引の情報を得て現場に向かった。
そこで一人の男を追いかけていると、別のところから情報を得て捜査に来たタンゴと鉢合わせた。
ライバル心を燃やす二人が男を追いかけて、ある部屋に入ると、男が死んでいた。
そこに突然FBIが突入してきて、二人を逮捕した。
麻薬捜査に当たっていた囮捜査官殺害の容疑だ。
裁判では二人に不利な証言ばかりで、18ヶ月の刑が言い渡され、刑務所に収監された。
そこには、かつて彼らが逮捕した凶悪犯ばかりが収容されていた。
気楽に楽しめる。
映画は娯楽、それを体現している。