冒頭。
主人公ジョーイが、腹から血を流した少年を車に乗せて、猛スピードで走り出す。
話は、18時間前に戻る。
ジョーイは、イタリアンマフィアの下っ端だ。
麻薬取引の最中、覆面を被った男達が、銃を持って乱入してきた。
銃撃戦になり、マフィアは男達を射殺する。
男達の服を探ると、警察のバッジを持っていた。
マフィアの一人・トミーは、警官を射殺した銃をジョーイに渡し、始末するように命じる。
ジョーイは、銃を自宅に持ち帰り、地下室に隠した。
地下室では、ジョーイの息子ニックと友達のオルグが隠れていて、それを目撃する。
夕食の最中、隣から銃声がして、ジョーイの家の中に弾が飛び込んできた。
ジョーイが隣の家に入ると、オルグの継父アンゾが、肩を撃たれて横たわっていた。
オルグに撃たれたという。
その銃は、ジョーイが地下室に隠したものだった。
アンゾは、ロシアンマフィアの一員だ。
彼らは、対立するイタリアンマフィアが、オルグを使ってアンゾを射殺しようとしたと、考えた。
オルグは、銃を持ったまま町に飛びだし、どこへ行ったか分からない。
イタリアンマフィア、ロシアンマフィア、そして警察が動き出した。
ジョーイは、一刻も早くオルグを見つけ出し、銃を回収しなければならない。
彼は、息子のニックを連れて、オルグが行きそうな所を探し回った。
脚本は、丁寧だ。
「なるほど、そうか」 と思わせるシーンが、いくつもある。
ただ、その分展開が鈍く、退屈で、イライラする。