アメリカの映画である。
サウスダコタ州に暮らす15才の少女ホリーは、父と二人暮らしだ。
ある日彼女は、25才の清掃員キッドに声を掛けられた。
キッドは、ジェームズ・ディーンに似ていて、格好いい。
ホリーの方も、彼に惹かれていく。
しかし、父親は2人の関係を許さなかった。
キッドはホリーの父を射殺し、家に火を点ける。
そして、キットとホリーは旅に出た。
2人は、森の中で暫く暮らしていたが、賞金稼ぎに見付かってしまう。
近づいてくる彼らを見付けたキッドは、背後から3人を射殺した。
次に彼らは、清掃員時代の友人の元に行く。
そこで友人を射殺し、彼を訪ねてきたカップルも射殺した。
この頃になると、2人の凶暴性がニュースになり、次はどこそこの銀行を襲うなどと噂が立つ。
また、州兵が出動する騒ぎにもなっていた。
2人は、閑静な場所にある豪邸に押し入った。
キッドは、連続殺人を犯す凶悪犯なのだが、悪人のようには描かれていない。
15才のホリーが、目の前で父親を射殺されても、冷静でいる。
実話に基づいた映画なのだが、これが、アングロサクソンなのだろうなと、感心する。
主役はマーティン・シーン。
息子のチャーリー・シーンは、若き日のマーティンそっくりだ。