高倉健主演、日本の映画である。
橘真一は、鬼寅を訪ねて博多にやってきた。
博多港では、猟銃を持った3人の少年が、赤ちゃんを抱いた女性を人質にして、警察と対峙していた。
橘は、丸腰で一人、自分と人質を交換するよう説得しながら、少年たちに近づいた。
そして、女性を解放した。
なおも近づく橘にひびった少年が発砲して、橘が倒れた。
しかし彼は、すぐに立ち上がって近づき、少年たちを取り押さえた。
それを見ていた不良少女のペコと連れの少年が、橘に憧れてまとわりついてきた。
橘は、鬼寅と再会した。
鬼寅は、病の友人に代わって、不良少年保護施設で働いていた。
橘は、そこを手伝うことになった。
鬼寅が少年たちに橘を紹介するが、粋がった少年も多く、反抗的な態度だ。
暴力団門馬組にいた武は、橘に対して特に反抗的だった。
少年たちには、毎日、土木作業がある。
ある日の作業で、武がいなくなった。
武が銃を持っていると聞いた橘は、鬼寅に相談して、武の実家を訪ねることにした。
実家では、武の母親が、飲んだくれの再婚相手にこき使われていた。
義父に対して暴力を振るう武を見た橘は、かつての自分を見ているよだった。
武を理解した橘は、彼と義兄弟の契りを結んだ。
武は、堅気になると約束した。
また、武の持っていた銃は、モデルガンだった。
その後武は人形工場に就職が決まり、施設を出た。
門馬組は、武を呼びつけた。
青春映画で、ラストだけ、いつもの高倉健。