高倉健主演、日本の映画である。
冒頭。
網走刑務所で、一人の囚人が死んだ。
その後、出所した橘と秀は、道南射撃大会の見物に来た。
鮫島という男が優勝したが、秀が文句をつけて、橘が鮫島に挑戦することになった。
それは、女性が放り投げたコンパクトを、馬で走りながら撃ち抜くというものだった。
両者とも命中させたが、橘がコンパクトのど真ん中に命中させて、優勝した。
橘は、賞品のアラブ種の仔馬を手に入れた。
橘が仔馬を連れて歩いていると、栗田という男が、言いがかりをつけてきた。
実は、橘の射撃に合わせて、栗田が遠方からコンパクトを打ち抜いていたのだった。
話し合って、賞金を折半することになった。
その後、飲み屋で飲んでいると、男が仔馬を買いたいと言ってきた。
30万円で話がついて、男が仔馬を試走に連れ出した。
飲み屋で勝負の真相を知った鮫島は、栗田と殴り合いをした。
互いに譲らず、疲れ果てて、二人は仲直りをした。
仔馬を連れて出て行った男が、帰ってこない。
翌日、橘たちが探しに出かけると、仔馬は権田牧場にいた。
そこは、堅気の牧場ではなかった。
この作品は、副題が示すように、西部劇のような雰囲気である。
高倉健の男気が、丁寧に描かれている。