オクラホマ州ポーリー。
テキサスから来た2人の若者が、馬車で通りかかった母と子を襲った。
隙を突いて、子供は馬を奪って逃げたが、女性はレイプされた。
子供は、父の元に帰り着いた。
父マット・モーガンは、この町の保安官である。
マットは息子と共に駆けつけたが、妻は殺されていた。
息子が乗ってきた馬の鞍に、マットは見覚えがあった。
持ち主は、彼の旧友グレイグ・ベルデンであり、グレイグは、こんな卑劣なことをする男ではない。
マットは列車に乗り、テキサスのグレイグを訪ねた。
一方グレイグは、馬を貸したリーから、馬を盗まれたと聞いた。
そこに、顔に傷が付いた息子リックが入ってきた。
リックも、口裏を合わせた。
マットがグレイグの牧場に来て、2人は10年ぶりに再開した。
互いに喜び合ったのも束の間、真実が分かる。
マットは、レイプ殺人の犯人として、リックとリーを連れて帰り、裁判にかけるという。
グレイグは、息子に手出しをするなと言うが、マットは最終列車で連れて行くと言い残して、その場を去った。
その後マットは、列車で会った女性リンダの助言を得て、リックを捕まえた。
町の保安官はリックを牢屋に入れることを拒否したので、マットはホテルの一室に閉じこもった。
知らせを受けたグレイグは、手下を大勢連れてきて、ホテルを取り囲んだ。
妻を殺した相手が、親友の一人息子であるという、重い設定だ。
さらに親友は、9年前に妻を亡くして、男手一人で息子を育ててきたという。
手助けしてくれた女性リンダは、グレイグの愛人だ。
観る者の心に、モヤモヤした感覚を残す作品である。
グレイグ役は、アンソニー・クインだ。