日本のアニメーション映画である。
ジャングルのような深い森「オコヤの森」では、さまざまなポケモンが暮らしていた。
その中で、「御神木」と呼ばれる巨大な木の周囲で群れを作っているポケモン、ザルードが、森を支配していた。
ある日、1匹のザルードが遠くに光を見た。
彼は、何か気配を感じたので、その場所に行ってみた。
すると、川岸に、ゆりかごに乗せられた人間の赤ちゃんが、流れ着いていた。
彼は、そのまま立ち去ろうとしたが、赤ちゃんが彼に懐いてきたため、置き去りにできなかった。
そこで、赤ちゃんを長老の元に連れて行った。
それが人間の赤ちゃんだと見抜いた長老は、掟によって、一緒に暮らせないと告げた。
赤ちゃんを連れてきたザルードは、両親を見つけるために群れを離れると言った。
掟では、群れを離れたものは、二度と戻れない。
仲間の制止を無視して、彼は街に向かった。
そして、廃墟になった研究所で、赤ちゃんが両親と移っている写真を見つけた。
しかし、それ以上の手がかりはなく、彼は赤ちゃんを育てることにした。
「ココ」と、名付けられたその子は、すくすく育った。
ココは、森のポケモンと話ができる。
ある日、怪我をしたポケモンの傷を癒すために、ザルードの縄張りにある「治癒の泉」に連れて行った。
ザルードに見つかったココは、川に落とされた。
シナリオがよく練られていて、感動的な作品に仕上がっている。