アメリカの映画である。
実話に基づいている。
1941年。
ベラルーシを占領したドイツ軍は、地元警察を使ってユダヤ人狩りを始めた。
そして、大勢のユダヤ人が殺される。
ズシュとアザエルの兄弟が家に帰ると、父が殺されていた。
彼らは、隠れていた末の弟アーロンを連れて、森に逃げた。
8月になり、3人は長兄トゥヴィアと再会する。
ズシュは、父を殺したのは警察署長のベルニッチだとして復讐を考えるが、遂げるにはドイツ兵と戦わなければならなかった。
ある日、アーロンが森に隠れていたユダヤ人の集団に出逢い、連れて戻ってきた。
トゥヴィアは、食料と銃をもらいに農夫コスチュフの家に行く。
すると、警察署長ベルニッチが、訪ねてきた。
ベルニッチはコスチュフに、ユダヤ人を見張れと命令し、トゥヴィアの両親の話をした。
隠れて聞いていたトゥヴィアは、両親の仇を討つためベルニッチの家に乗り込んだ。
そこで、ベルニッチと子供達を射殺する。
しかし、妻は生かしておいた。
反ナチスの映画である。
通常、ドイツ兵の残虐さだけが描かれるのだが、この作品では、その逆も描かれている。
戦争だから、互いに憎み合い殺し合う。
それが描かれていて、リアリティーがある。
ラストは、少し違和感があった。