前作で、仲間の救出に来たアンタレア星人は、繭 ( コクーン ) を持ち帰ることに失敗し、代わりに老人たちを連れ帰った。
それから5年。
海底にあるコクーンの中には、いまだアンタレア星人が眠っていた。
ある日、地球に地殻変動が起きて、コクーンが壊されてしまう可能性が出てきた。
アンタレア星人のキティたちは、急遽、地球に向かうことにした。
5年前にこの星に来た老人たちも、一緒に帰還することにした。
地球に戻ってきたベン夫妻は、成長した孫デイヴィッドと再会して、大喜びだ。
その他の老人たちも、それぞれ家族と再会した。
キティたちは、ジャックを訪れて船を出してもらい、コクーンの救出に向かった。
ところが、コクーンの一つが海洋研究センターの調査船に発見されて、引き揚げられてしまった。
センターの研究者たちは、コクーンを開いた。
そこに宇宙人がいたことで、大騒ぎになった。
世紀の大発見なのだ。
しかしコクーンは、アンタレア人の生命維持装置である。
コクーンが開けられたことを知ったキティたちは、仲間を一刻も早く救い出さなければならなくなった。
元気な老人たちを見ていて楽しい。
生き方は人それぞれだと、あらためて実感させられる作品だ。