近未来の地球。
人類は、零歳児の中から遺伝子的に優れた人間を選別し、人間兵器「ソルジャー」 として育てていた。
17年間の訓練の後、彼らはコードネームが与えられる。
優秀なトッドは、最も多くの敵を殺していた。
ミーカム大佐は、ソルジャーに改良を加えた「ニュー・ソルジャー」 を育成した。
ソルジャーを率いるチャーチ大尉は、ニュー・ソルジャーよりも実戦経験のあるソルジャーの方が強いと信じている。
そこで、闘わせみることになった。
選ばれたトッドは、ニュー・ソルジャーのケインと闘い、敗北した。
死んだと思われたトッドは、アルカディア星に投棄された。
しかし、トッドは生きていた。
彼は重傷を負っていて、ふらつきながら人が住んでいるところまで歩いたが、嵐の中で気を失った。
村人に救われたトッドは、手厚い看病を受けた。
この村は、12年前に地球を脱出してきた人たちが、この星に不時着して住み着いたところだ。
トッドがソルジャーだと知った村人たちは、彼を避けた。
ただ、彼を保護したメイスとサンドラ夫妻は、彼を受け入れた。
生まれた時から戦闘訓練しか受けてこなかったトッドは、感情を表に出さない。
それでも、畑仕事を手伝いながら暮らしている内に、人間らしい感情が芽生えてきた。
その後、嵐に巻き込まれた村人のジミーを助けたことから、彼は村人たちに受け入れられた。
しかしトッドは、ソルジャーの頃の記憶が、頻繁にフラッシュバックするようになった。
ある日、ニュー・ソルジャーたちを乗せた宇宙船が、突然、この星にやってきた。
この作品で、主人公は「人間兵器」 ということで、前半は殆ど喋らない。
無骨な顔のカート・ラッセルは、この役に、全く違和感がない。