岡田准一主演、日本の映画である。
4年前、東京。
男が次々に殺された。
立体駐車場にいた男は、狙われているから気をつけろとの連絡を受けて、車に乗り込んだ。
出発しようとした時、運転席の窓ガラスが破られ、男は首を切られた。
男は、アクセルを踏み込んで絶命した。
男を殺したのは、6秒以内に獲物を仕留めるという殺し屋・ファブル。
彼は、後部座席に縛られた少女がいるのを目にし、動いている車にしがみついた。
なんとか車内に入り込むと、車はフェンスを破って転落した。
間一髪で飛び出したファブルは、少女と共に駐車中の車の屋根に落下して助かった。
少女の無事を確認して、ファブルは立ち去った。
4年後、大阪。
「子供たちを危険から守るNPO団体」を主催する宇津帆は、講演会を開いて母親たちから喝采を浴びていた。
4年前の事件で下半身付随になった佐場ヒナコは、宇津帆の書記をしていた。
夜、宇津帆は手下とともに若者を殺害して埋めた。
もう一つの彼の顔は、すねかじりの若者の親から大金をせしめ、用無しになった若者を殺す、というものだ。
ファブルは、ボスから「1年間誰も殺すな」との命を受け、佐藤アキラと名乗って、大阪で暮らしていた。
相棒のヨウコとは、兄妹を装っている。
彼は、デザイン会社「オクトパス」に就職した。
佐場ヒナコは、公園で、鉄棒でリハビリをしようとして、転んだ。
ファブルは、それを近くで見ていた。
ヒナコが、「転ぶ前に支えてくれてもいいじゃないか」と文句を言うと、ファブルは、頑張っているのを手伝ってはいけないと思ったと答えた。
そして、「歩けるようになる」と励ました。
ヒナコは、「偽善者」と答えて去った。
別の日。
ファブルがチラシを配達した先に、ヒナコがいた。
対応した宇津帆を見たファブルは、4年前に殺すはずだったもう一人のターゲットだと気づいた。
この作品は、岡田准一の魅力が満載である。
アクションシーンは、素晴らしい。