カナダの映画である。
1988年、アフガニスタン・ワハーン回廊。
大人たちが話し合いのために集まってきた。
幼いムサブは、父親から「子守と遊んでいるように」と諭され、入れてもらえなかった。
旅行中の白人女性が、金欠のためにこの地にとどまり、ムサブの子守をしていた。
彼女が目を離した隙に、ムサブの姿が見えなくなった。
探していると姿が見えたので、近づいて行こうとした時、爆発が起きた。
続いて、集会場も爆発した。
白人女性が叫ぶ。
ムサブの父カリドが飛び出してきて、女性が指さす場所に行くと、ムサブは死んでいた。
女性はスパイだと疑われ、銃撃された。
なんとか車で逃げ出し、途中で出会った男たちに救われた。
現在。
ミアは、イギリス・オックスフォード大学に通っている。
彼女の母が、件の白人女性だ。
ある日の夜。
両親の叫び声が聞こえたので、階下を覗くと、男が三人侵入してきた。
男たちはミアの名前を知っていて、彼女を探し始めた。
両親は、男たちと戦った。
ミアは妹のディーを連れて逃げ出したが、車に撥ねられた。
気がつくと、そこはMI6の専門病院だった。
エージェント・オリヴィアが病室を訪ね、彼女に質問した。
ミアはその時、ディーが無事でいることを知った。
ミアを狙ったのはカリドというテロリストで、息子を殺された復讐のために、ミアの命を狙っているのだと聞かされた。
そして、傭兵のサイモンを紹介された。
ミアは法的には死んだことになっていて、スー・ウォーカー名義のパスポートを渡された。
そして、新しい住居を与えられた。
彼女はカリドを捕まえるまで、ここに潜んでいるしかないし、妹にも会えないと言われた。
サイモンが帰り、ミアがシャワーを浴びようとした時、外からドアノブを触る音がした。
覗き穴を見ると、あの時の男たちがいた。
よくまとまっている作品だ。
アフガニスタン、キプロス、イギリス、カナダなどの綺麗な映像が見られるのも嬉しい。