アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソン主演、フランス、イタリア合作の映画である。
軍医のディノ・バランは、船でアルジェリア戦争から帰ってきた。
マルセイユの港は、帰還兵でごった返している。
彼の元に一人の女が近づいてきて、「モーツアルトの友人か」と話しかけてきた。
ディノは無視して歩き続けた。
アメリカ人のフランツ・プロップ軍曹は、金儲けのことばかり考えている。
次はコンゴで稼ぐ目論見でディノを誘ったが、殴られてしまった。
ディノは、話しかけてきた女の車に乗り込んだ。
女はイザベル・モローという名だ。
イザベルは、モーツアルトに頼んでいた仕事をディノに代行して欲しいという。
彼女は、会社の債権を持ち出していて、決算の前に金庫に戻す必要があったのだ。
その金庫は、モーツアルトがいた医務室の隣の部屋にある。
ディノは、その仕事を引き受けた。
クリスマス休暇の前であり、金庫には社員の給料やボーナスなど2億フランが入っていることが分かった。
ディノは、債券を戻すついでに、その金をいただくことにした。
この作品は、展開がスリリングで面白い。
脚本は雑だが、主役二人の魅力が、それを補ってあまりある。