アメリカの映画である。
自動車修理工場を営むベニーは、妹ジューンと二人で暮らしている。
12年前に事故で両親を亡くして以来、ジューンは心を病んでいた。
彼女は、日常生活は普通に送れるのだが、興奮するとコントロールが効かなくなった。
ベニーは、そんな妹が気になって、恋人も作らずにきた。
ジューンの主治医であるガーペー医師は、二人の暮らしに限界を感じていて、ジューンを施設に入れるよう勧めていた。
ある日、ジューンが友人とポーカーをして負けた。
その友人は、自身のいとこであるサムという男性を置いていった。
サムは、識字障害があって、文字が読めない。
また、精神年齢も低いようだ。
ベニーは困ったが、ジューンは彼に興味を持った。
ベニーは、サムを街のファーストフード店に連れていった。
映画好きのサムは、そこで働くルーシーが元女優であり、彼女が出演した映画を知っていた。
サムは、バスター・キートンのファンで、パントマイムを得意としている。
ベニーは、サムを家に置いて、仕事中にジューンの面倒を見てもらうことにした。
この作品は、サム役のジョニー・デップが光っている。
変わり者だが心優しい人物は、彼に最も似合う役だ。