アメリカのミュージカルアニメーション映画である。
「祝日の国」には、それぞれの祝日を祝う町が、たくさんある。
そのうちの一つ「ハロウィン・タウン」は、カボチャ畑の王ジャック・スケリトンが仕切っていた。
住民は役割が決まっていて、ハロウィンの日に人間を驚かせる。
彼らはそれが大好きなのだが、毎年同じことをしているので、ジャックは虚しさを覚えていた。
ハロウィンが大成功した夜、納得のいかないジャックは、立ち枯れの森を散歩した。
すると、木々に「イースター」や「クリスマス」などと書かれたドアが付いている。
ジャックは、「クリスマス」の扉を開けた。
そこは、明るくて楽しい「クリスマス・タウン」だった。
感激したジャックは、自分たちもクリスマスをやると決めた。
町に帰ってみんなを集めたジャックは、クリスマスをやると宣言し、持ち帰ったクリスマスツリーなどを披露した。
そしてその夜から彼は、クリスマスについて調べ始めた。
これはとても楽しい作品である。
ハロウィン・タウンの登場キャラクターは、皆、グロテスクで恐ろしいが、愛らしい。
ミュージカルとして、きちんと仕上がっている。
楽曲も素晴らしい。