アメリカの映画である。
ニューヨークに住むシングルマザーのマギーは、娘のサマーを連れてイタリアに来た。
1週間のバケーションを、2人で過ごす予定だ。
反抗的なサマーは、入国の際に、ちょっとしたトラブルを起こす。
サマーは、恋人のタイラーにぞっこんだ。
しかしタイラーは麻薬使用で捕まっていて、罪をサマーに着せようとしていた。
空港から2人は、レンタカーを借りて出発した。
道中、マギーはサマーのスマホを、窓から放り捨てた。
コテージに着くと、男性が声を掛けてきた。
マギーが、20年前に2週間ほど付き合ったことのある、ルカという男だ。
荷物を置いてシャワーを浴びた後、2人はルカの家を訪れた。
マギーは、ルカがバレンティーナという若い女性と暮らしているのを見て、少しがっかりした。
そこに、ルカの母カルメンが、友人に連れられてやって来た。
カルメンは、明日、ローマへ連れて行けと言っているが、ルカは取り合わない。
マギーとルカが席を離している隙に、サマーとカルメンはルカの車で逃げ出した。
マギーとルカは、マギーのレンタカーで後を追う。
目的地はローマだと分かっている。
カルメンは、明日の午後3時にローマの教会で、かつての恋人マルチェリーノと結婚するのだ。
しかし、見失った2人は、ルカの知人でキャスターのジュリアに、テレビを使って探してもらうことにした。
あろうことか、少女サマーが老人のカルメンを誘拐した、と写真入りで報道された。
マギー役は、サラ・ジェシカ・パーカーだ。
役柄が無能の母親で、観ていて、腹立たしい。
ルカは、ただの女ったらし。
反抗的だったサマーは、好感の持てる優しい女性に変わっていく。
それが救いだ。
原題を直訳すると、「すべての道はローマに通ず」 である。
この邦題は、?? だ。