ケヴィン・スペイシー主演、アメリカの映画である。
ニューヨーク・セントラル駅で、荷物も切符も持たない男が警察に捕まった。
彼はプロートと名乗り、琴座のK-PAX星からやってきたのだと言う。
精神異常で妄想が激しいとみなされた彼は、精神病院に送られた。
精神科医のマーク・パウエル博士が、彼を診察した。
診察室に通されたプロートは、置いてあったバナナを皮ごと食べて、ご満悦だ。
パウエル博士は、プロートを否定することなく、K-PAX星のことを聞いた。
プロートは、淀みなく自分の星の様子を話した。
パウエル博士は、友人の天文学者に彼を会わせた。
プロートが説明する彼の星系は、数人の天文学者しか知らないはずの、未発表の観測結果と一致していた。
またプロートは、精神病棟の患者らを見て、アドバイスをした。
それは的確で、患者らの症状が緩和していった。
彼は、7月27日にK-PAX星に帰るとき、一人連れて帰ると言う。
パウエル博士は、彼を自宅のパーティーに招いた。
この作品は、心が温まる映画である。
プロートは、本当に宇宙から来たのか、それとも記憶喪失の人間なのか。