サモ・ハン・キンポー監督、ジャッキーチェン主演、香港の映画である。
フォン・シャンヤンは、特殊警察の一員だ。
ゲリラ隊と警察隊に分かれての訓練では、不甲斐ない警察隊に比べて、ゲリラ隊のシャンヤンの成績は良かった。
しかし、指揮官の評価は厳しかった。
訓練を終えたシャンヤンは、刑事に採用された。
最初の日、麻薬中毒者を診療所に連れて行った。
担当医は、患者に薬ではなく毒を手渡した。
それに気づいたシャンヤンは素早く反応したが、患者は飲んでしまった。
シャンヤンと担当医らが格闘になった。
全員逮捕したが、勝手な行動をしたとして、シャンヤンはウォン警部から注意を受けた。
シャンヤンは兄のシャンタクと二人暮らしだ。
両親は、幼い頃に他界している。
シャンタクは、知的障害者だ。
もう30歳になるのに、知能は子供である。
シャンヤンには恋人がいたが、兄のことがあって、プロポーズに踏み切れないでいた。
シャンタクは遊び仲間の子供たちとレイトランで食事をしたが、持っていたお金は、全然足りなかった。
子供たちは、親にお金をもらってくると言って、逃げていった。
残されたシャンタクは、無銭飲食で従業員に捕まりそうになり、冷凍倉庫に逃げ込んだ。
通報を受けたシャンヤンが、店に駆けつけて兄を助け出した。
この作品は、予想に反してコミカルなシーンが少ない。
兄弟愛が伝わる、ほのぼのとした物語になっている。
格闘シーンは豊富だが、格闘中のコミカルなシーンは無い。