アラン・ドロン主演、フランスの映画である。
1945年、パリ。
戦争の傷跡が、あちらこちらに残っている。
パリでは、ロベールが率いる「シトロエン・ギャング」 が、警察を出し抜き強盗を繰り返していた。
この日も、いつものように元気よく「仕事」 に出掛けて行ったのだが、帰ってきたジョーが、ロベールの恋人マリネットに駆け寄った。
時間が戻る。
マリネットがロベールに知り合ったのは、戦時中だ。
彼女はロベールの稼業を知りつつも、彼や彼の仲間達に溶け込んでいった。
仲間の1人レイモンの子供が、洗礼式を迎えた。
今は隠居している彼らの大先輩コルネリウスの計らいで、式が執り行われ、パーティーが始まった。
暫くしてロベールは、マリネットとレイモンをフェリシアの家に送り届けた。
その頃、武装したパリ警察は、パーティー会場を取り囲んでいた。
戻ってきたロベールは警察に気付き、一計を案じる。
そして、警察署に電話した、「ギャングに襲撃されている。」 と。
やがて駆けつけた警官隊と、取り囲んでいた警官隊が、銃撃戦を始めた。
カーリーヘアーのアラン・ドロンは、違和感がある。
しかし、全体的にお洒落な雰囲気は、フランス映画ならではだ。