イギリスの映画である。
舞台はインド。
18歳のジャマールは、警察で拷問を受けていた。
彼は「クイズ $ ミリオネア」 で、不正をしたと疑われたのだった。
この番組に出た彼は、次々に正解していった。
そして、最終問題に入るところで時間切れとなり、番組が終了した。
この続きは、次回だ。
司会者は、学の無い彼が正解するのはおかしいと、警察に通報した・・・。
ジャマールが、人生を振り返る。
幼い頃にあった宗教戦争で、彼は兄サリームと共に孤児になった。
同じく孤児の少女ラティカと出会い、たくましく生きていた。
そんなある日、彼らは大人達によって施設に入れられた。
そこは、失明させた子供を物乞いにして、カネ儲けしようとする施設だ。
3人は、逃げ出した。
しかし、ラティカがはぐれてしまった。
その後、ラティカと再会したが、サリームはギャングの手下になってしまう。
そしてジャマールに銃を突きつけ、ラティカを奪ってしまった。
お茶くみとして働いていたジャマールは、サリームの携帯番号を知り、2人は再会した。
彼は兄の後をつけて、ラティカを見つけ出した。
彼女は、ボスの家に居て、怯えて暮らしていた。
ジャマールはラティカを連れて逃げ出すが、彼女は捕まって、連れ戻されてしまった。
彼は、再び彼女を見つけ出すために、彼女がよく観ていたクイズ番組に出場した。
ムンバイのスラム街が、リアルだ。
不可触民を、きちんと描いている。
そのシーンは、見るに耐えない人もいるだろう。
インドが舞台だが、インド映画ではないので、踊りは無い。