長澤まさみ主演、日本の映画である。
ダー子はチョビ髭に「小銭稼ぎをしよう。子猫ちゃんを捜して。」 といわれ、鈴木に電話した。
キンコとキンタが遊園地で詐欺をしていると、ヒーローショーに出演していたボクちゃんが、邪魔に入った。
沖縄ではリチャードが、矢島理花とプールサイドでいちゃついていた。
ダー子、ボクちゃん、リチャードは信用を勝ち取ることで詐欺をする「コンフィデンスマン」 だ。
日本のゴッドファーザー赤星栄介は、この3人に20億円を騙し取られた過去がある。
彼は、3人を捕まえて命乞いさせることを、謎の人物に命じた。
ダー子は、次のターゲットを香港の財閥会長ラン・リウに決めた。
ラン・リウは、香港の裏社会を牛耳っていて、「氷姫」 と呼ばれている。
新宿の、とあるカフェ。
ダー子は、ペットを使った詐欺を仕掛けてきた若い女・モナコに出会った。
そして、モナコを弟子にして、他のメンバーも招集した。
一行は、香港へ飛ぶ。
ラン・リウは、数百億円の宝石「パープルアイ」 を持っている。
ダー子とモナコは霊能者姉妹に扮して、ラン・リウに近づいた。
しかし、ラン・リウは姉妹の能力に疑いを持つ。
そこに、ラン・リウに囲われている男が入ってきた。
彼は、自身を鑑定させた。
それは、見事に当たった。
その男は、かつてダー子の恋人だったジェシーで、彼もコンフィデンスマンである。
ジェシーの助けで、ダー子達はラン・リウに取り入ることに成功した。
前半は三文芝居のようなコメディでつまらないが、後半は盛り上がってくる。
最初のシーンから伏線が張られていて、穴の無い脚本だ。
前半、長澤まさみはぎこちなく、無理をしている感じが痛々しい。
それは、実際にそうなのか、それとも劇中で「詐りの自分」 を演じているのか。
ダー子として、本来のダー子ではない自分を仲間に見せている、ということで痛々しさを醸し出しているのなら、彼女の演技力は、凄い。